うちの子のお受験と勉強

「反面教師」という言葉は我が家のためにあるのか…..どうも自分が教育熱心になれず、子供たちにすまないと思うことしばしばだ。

しかし、数々の人との出会いが幸運にもよい方向へと導いてくれているような気がする。

子供が生まれて右も左もわからず、育児書なんか引きながら育てていたが、周りの母親たちは早期教育とやらで、ベビースイミングとかナントカ式とかやたらお金をかけているのでまずここで抵抗感。

難しい漢字が読めるとか英語を話すとか、うちの子天才自慢のママ友の中で、あえて何にもさせないというのはかえって勇気がいる。特にポリシーがあってさせないのではなく、余分なお金もなく生来あまのじゃくな性格なので、人と同じことをして競うというのが好きじゃないからだ。こどものうちに早くできたからそのまま素晴らしい大人になるとは思えないし、なんたって本人のやる気が大事だ。

まあ社会との付き合いを立ったわけではないので、子供が何かやりたいと言ったら考えようと思っていた。友達に誘われて行きたいというものまで拒否するほどではなかった。

結局長女は幼稚園ではスイミングしか行かなかった。お受験組の親子は退園後、何とか教室へ通っていた。

長女は公立小学校へ進学をする予定だったから、毎日元気に遊んでどろんこだった。

しかしめったに付き添わないプールで、子供の一つ年上の仲良しの子のママに挨拶され、某国立小学校の話を聞いた。そこはお受験はあるけれど、のびのびとしていてカリキュラムも先生も気に入っているという。

彼女自身は教育熱心でいろいろ調べていて一人娘をその学校に入れたのだ。
「○○ちゃん、元気だしきっとこの学校があっているよ。受けるだけ受けてみたら?」
そういわれて、私立でもないし、抽選もあるし、落ちてもダメージは少なさそうだし…そんな気持ちで年長の夏に受験を決めたのだった。
いくら簡単な試験とはいえ、試験というものぐらいには慣れた方がいいかなと、知能テストをやらせたらこれがパズルみたいでやたら楽しそうだった。
記憶テストも絵本だけは毎晩読んであげたので問題なかった。

親子の「勉強」は試験の行われる秋の半ばまで面白おかしく行われた。
一応模試のため塾も3日間だけ行ってみたが、営業活動のしつこさに腹が立ってお断りした。
子供にはいちおう近所の公立小に行く前提で、お受験はみんなが行ってる塾と同じことをしてみる程度にしておいて、だめだったときのダメージを与えないようにだけはした。

かくして試験は合格。神様も味方してくれたのだった。

「近所の小学校に行けなかったけど、ママが喜んでるし、大きな運動場もあるし、滑り台もあるし、バスにも乗っていけるよ!」

そんな長女はのびのびと小中時代を過ごし、付属高校も受かり今は大学生となっている。よく遊びよく勉強したと思う。

これは事実だが勉強について、私から怒って「やりなさい!」といったことがない。あまりに言われないので本人はこのままではいけないと思ったらしい。

ほんとうにダメ母だけれど、いろんな情報に惑わされず、引き算をしていくこともある意味勇気がいるんだと、なんだか言い訳じみたことをうそぶいてみたりしている。

そしてプールでMちゃんのママに出会ったことも感謝している。

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